「わたしはここにいる」を撮りながら考えていたこと

隅田川付近にもいろいろな「坂」がある。
川にかかる橋の「坂」、土手から川沿いの道に向かう「坂」、堤防に続く「坂」など。
これらの「坂」を実際に自分で歩いてみると、これまで意識してこなかったが、
「坂」の入口(または出口)の多くに「柵」が立っていることに気づいた。
そして、その「柵」が「坂」の存在をより強調させているように感じた。

※「坂」を撮影する際は、なるべく被写体(歩いている人物など)が写るように心掛けた

・ファーストカットは、墨田区最北端と荒川区を結ぶ水神大橋に向かう「坂」
手前から来た自転車をひく女性が、柵を越え一度自転車に乗ろうとするが結局歩いていく所に、
「坂」を感じた

・2カット目は、その坂を自分で歩いた足元のカット
(このカットで、「坂」を映像で写すのは難しい、と率直に思いました)

・4カット目、柵を強調したカット
坂の勾配がゆるいので、坂感があまり感じられなかったが、右の柵から勾配が感じられた

・7カット目、墨田区側の堤防に続く「坂」
登った先に新たな「坂」が現れるが、その入口にはやはり「柵」があった

・9カット目、川沿いの道に続く「坂」を走って下る男性の横打ちカット

・10カット目、その「坂」を自分で歩いてみたカット
カミソリ堤防の高さが感じられた

・ラストカット、このカットのみ夏の RAU 試で提出した過去の映像
「わたしはここにいる