WS1 私はどこにいるのか

WS1 私はどこにいるのか

ゲストアーティスト : 三宅唱(映画監督)

「私はどこにいるのか」は、映画監督・三宅唱氏と「身体と場所」の関係を捉えたテキストとして幸田文『崩れ』を通じて「身体と場所」の関わりを考察することからワークショップを開始しました。各メンバーのつくる映像をミーティングで鑑賞して議論は進行しました。各映像は互いに応答したり、個人の中で発展していきました。
議論が進む中で、撮る身体・観る身体だけでなく、(映像に)映る身体を通じて土地が明らかになる感覚が重要になってきました。被写体へ演出を行う映像も生まれたことで、何気なく映り込む人・土地も相対化されていきました。「私はどこにいるのか」は、映る土地にいる、ということの実感をいかに観る者へ伝えられるのか、「人と土地の間にある演出」の議論でもありました。